納品事例 Brugg Cables, Brugg/Switzerland(ブルックケーブル社、スイス、ブルック)を担当した音響設計デザイナー トーマス・イムホフ氏への3つのインタビュー
部屋の最適な響きとはどのようにデザインするのでしょうか?
先ず第一に部屋の用途をはっきりさせなくてはなりません。レストランと教室とでは、求められる吸音性は異なります。まるで多目的ルームのような何の響きも感じられない教会なんて考えられないでしょう。空間のサイズ、床・壁・天井などの仕上げ材や表面にどれほど凹凸があるかなどの形状、そして用途がはっきりして初めて、最適な吸音効果を設定することができます。
理想的な音環境を実現するには?
私たちは、現場にあった床・壁・天井の材質について、話し合いを重ねます。そして、ビルのオーナー、建築家、音響技術者の満足を得られるまで、算出を繰り返して理想的な音環境を導き出します。Brugg Cable 社の場合には、現場での残響時間の計測が不要なほど際立って優れた結果を実感できました。
どうしてクリエーションバウマンを選んだのですか?
音響設計デザイナーとしては、成果を算出しながら設計計画を進めていくことのできないファブリックを採用したくありません。音響設計を本格的に行うにあたり、吸音率と残響時間は必須データです。クリエーションバウマンには、吸音率や残響時間など、吸音効果が明らかになっているファブリックが70 アイテム以上もあり、その音響測定データは公表されていて、誰もが見ることができます。ファブリックを選ぶときに、デザイン面と機能面の両面から検証していけるクリエーションバウマンを、非常に信頼がおけると思いました。
トーマス・イムホフは、スイス音響学会の会員です。www.imhof-akustik.ch