こちらのグラフは
横軸:周波数
縦軸:残響時間
折れ線:ファブリック(生地)のアイテム名 を表しています。
横軸を右に行くほど、周波数が高くなります。
縦軸を上に行くほど、残響時間が短くなります。
したがって、グラフの右上は「高い周波数の音が、短い時間で吸収されている」ことを意味します。
その一方で、グラフの左下は「低い周波数の音が、なかなか吸収されない」ことを意味します。
日常生活のなかでは、この500ヘルツから2,000ヘルツが、標準的な周波数帯と言われています。
当社のファブリックは、200ヘルツ以上の周波数の音に対して吸音性能を発揮することができ、特に高い周波数に関しては、非常に優れた吸音効果が認められます。
Regular Transparentは「一般的なレースカーテンの吸音性能」を示しており、5つの折れ線は、当社のレースカーテン(アコースティック・ファブリック)の吸音性能を示しています。グラフを見て分かる通り、残響時間の乖離は著しいです。
当社のアコースティック・レースカーテンは、空間の音響品質を高めます。ぜひその性能をお試しいただきたいです。
【グラフの生地はこちら】
グラフを見ておわかりいただけるように、ドレープカーテンは生地自体が厚めとなり、基本的な吸音性能は非常に高くなります。
かつ、レースカーテンよりも、より低い周波数帯を吸音しやすくなります。
一般的に低音は周波数帯が長く伸びるため、吸収しにくいものですが、当社のドレープカーテンは、低音部分でも高い吸音効果を発揮します。
Object: Goldbeck GmbH, Bielefeld, Germany
Concept: Goldbeck GmbH | Nattkemper+Brummel GmbH
Products: ACOUSTIC DIVIDER VARIO, LORD III
Object: A.T.カーニー オフィスプロジェクト、東京、日本
Concept: SL&Aジャパン株式会社、東京、日本
Products: ALPHACOUSTIC, PRIMACOUSTIC
Object: Studio Besau-Marguerre, Hamburg, Germany
Concept: MOHO 1 GmbH, Frankfurt am Main, Germany
Products: ACOUSTIC DIVIDER VARIO, ALPHACOUSTIC, CAVALLO PIU, LORD III
納品事例『BRUGG CABLES, BRUGG/SWITZERLAND(ブルックケーブル社、スイス、ブルック)』を担当した
音響設計デザイナー:トーマス・イムホフ氏へ 3つの質問
部屋の最適な音環境とは、どのようにデザインするのでしょうか?
先ず第一に部屋の用途をはっきりさせなくてはなりません。レストランと教室とでは、求められる吸音性は異なります。まるで多目的ルームのような何の響きも感じられない教会なんて考えられないでしょう。空間のサイズ、床・壁・天井などの仕上げ材や表面にどれほど凹凸があるかなどの形状、そして用途がはっきりして初めて、最適な吸音効果を設定することができます。
理想的な音環境を実現するには?
私たちは、現場にあった床・壁・天井の材質について話し合いを重ねます。そして、ビルのオーナー・建築家・音響技術者の満足を得られるまで、算出を繰り返して理想的な音環境を導き出します。
BRUGG CABLE社の場合には、現場での残響時間の計測が不要なほど際立って優れた結果を実感できました。
どうしてクリエーションバウマンの吸音カーテンを選んだのですか?
音響設計デザイナーとしては、成果を算出しながら設計計画を進めていくことのできない吸音カーテンを採用したくありません。音響設計を本格的に行うにあたり、吸音率と残響時間は必須データです。クリエーションバウマンには、吸音率や残響時間など、吸音効果が明らかになっている吸音ファブリックが70アイテム以上もあり、その音響測定データは公表されていて、誰もが見ることができます。吸音カーテンを選ぶときに、デザイン面と機能面の両面から検証していけるクリエーションバウマンを、非常に信頼がおける企業だと思いました。
Thomas Imhof(トーマス・イムホフ)は、スイス音響学会の会員です。(www.imhof-akustik.ch)